2002 10月30日(水)

U・D(ユニバーサルデザイン)バー 記者発表会

広島県立東部工業技術センター(LIFT21)の支援の元、新製品開発に至った第一号モデルとして、記者発表会が行なわれました。

八興伸鉄はLIFT21の会員として参加し、熱間圧延技術の新たな応用方を模索しU・Dバー(葉っぱ模様を施したT形鋼)を開発しました。

ユニバーサルデザインとは、身体障害者、お年寄を含むより多くの人々が、安全に安心して利用できるような生活空間を製造段階からデザインすることです。


細目グレーチング(溝蓋)は、車椅子のタイヤや、女性のヒールが溝蓋の隙間に挟まる危険性を考慮して、従来のものより隙間を狭く設計した、
ユニバーサルデザインの製品です



細目グレーチング


U・Dバーは、細目グレーチングに活用されることで、更にその機能性をUPさせることができます。

最大の特徴は、従来の平鋼にはない意匠性です。熱間圧延技術によって、経済的な機械生産でありながら、手作り風の暖かみのあるリーフ模様を実現しました。またこのリーフ模様は実用的な機能を備えています。




U・Dバー


U・Dバーによって製作される、細目グレーチングは、模様のため滑り止めの機能を持ち、上部の幅が広いため、細目グレーチングの主要部材の本数を1/3に、重量を30%程度軽減できます。
アルミ製品と比べ、強靭さを備え、経済的供給も可能なことから、防犯を意識した、門扉、フェンス、面格子など、様々な分野への応用が期待されます。